三 秋→平成２5年０８月中旬以降
四 冬→平成２5年１１月０８日以降
人生に倦みても生きなむ春今宵
春雨がただただ落ちて消えるだけ
ふらふらとカラス横切る春の雪
瞬く間過ぎゆく春よ人生よ
早々と如月尽きぬちょい止まれ
白梅や雑木の庭で息ひそめ
俳句１０００読むも空しき春の宵
逢いたいヒト皆死んでいる春の夢
春になり見慣れぬ鳥が来ています
老木の桜は隅でひっそりと
難産のさくらもやっと開花せり
花明かり来し方暗し行く方も
花明かり宴のあとの闇の径
流るるは来し方行く末弥生尽
初めての瀬田の蜆や小粒なる
五月雨や会葬お礼のケーキ食む
枇杷の種多きに壁は潰えたり
友の夢醒めれば淋し夏の朝
ひさかたの邂逅よろこぶ夏法事
真夏来て過去甦る青い空
青い空この夏越える自信なし
稜線はくっきり雲淡き秋
カトウちゃん逝って何回秋が来た
俺はな木槿が好きだとカトウちゃん
ひと夜寝て明日は退院冬の夜
度をこえて咲きし山茶花美しくなしnew
高野川鴨くぐる橋は御蔭橋new