No1　休みの日、ドンはぽけっと、チョコレートを食べていました。

No2　？”トントン”　
ドン”えっ　誰か玄関をノックしてる？”

No3　ドアの外には少年が立っていました。

No4　この少年は本当は魔法使いで、魔法のホーキをなくしたのですが・・

No5　ドン”どうしたの”
少年”ホッ、ホーキ、なくしちゃったの”　　　

No6　ドン”まかしとき　僕が探してあげる！”
あわてん坊のドンは、少年が魔法使いだとも知らず、またホーキが魔法のホーキであることも、ホーキがどんな大きさか、どんな形かも、何にもかも聞かずに、家を飛び出しました。

NO7  最初に出会ったのはウサギさん。ドンは手で丸をつくり”こんなホーキ　知らない？”と聞きましたが、ウサギさんは”知らないよ”と答えました。

NO8　二番目に出会ったのはアヒルさん。ドンは両手をのばして”こんなホーキ知らない？”と聞きましたが、アヒルは”長いホーキ？知らないよ”と答えました。

NO9　三番目に出会ったのは老犬。ドンは”丸くて、長いホーキ　知りませんか”と聞きました。老犬は手に持っていたホーキを見せ、”こんなホーキかえ？”と言いました。

NO10　結局ホーキは見付からず、ドンがくたくたに疲れて家に帰ると、少年はもう居ませんでした。

NO11　ドンは丸太ん棒のように、眠ってしまいました。

No12　その夜、ドンは魔法のホーキに乗って、空を飛ぶ夢をみました。それにしても、人の話は、しまいまで、じっくり聞きましょう。

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