No1　 ある日、大の仲良しのメロとムクは、近くの林で遊んでいました。

No2　 メロは、落ちてきた葉っぱをひろって、口に当てて、吹きました。
       ”ピ〜♪♪♪♪・・・”
　　　　メロは、草笛がすごく上手なのです。

No3　ピー♪♪♪♪・・・
　　　どうしたことでしょう。ピカピカ〜　稲妻のような光がはしり、
　　  ぴったりした銀色の服を着た少年が、メロの前に立っていました。
　　　メロ　”キャーッ”　
　　　ムク　”ワン　ワン”

No4　少年　”びっくりさせてごめん。ボク、リ−フです。”
　　　 メロ　”あ〜　びっくりした。ぼく、メロです。”
　　　 ムク　”ワン　ワン”

No5　リーフ　”ボク、樹の妖精です。街の桜の樹が「カッパン病」で枯れかかっています。メロ君、助 けて下さい。”

No6　メロ　”わかりました。なんとか助けましょう。”
　　　 メロは町の「のどじまん」に出場し、とくいの草笛を吹いて、みごと優勝しました。

No7　市長　”メロ優勝おめでとう！！トロフィをあげるよ。”
　　　メロ　”トロフィはいりません。桜の樹が「カッパン病」で枯れかかっています。 、すぐ薬をまいて下さい”。
　　　市長　”おお！！それは大変だ。早速、薬をまきましょう。”

No8　いっせいに、やくざいさんぷが始まりました。メロも手伝います。

No9　翌年の春、町の桜は見事に咲きました。

No10　 リーフ　”メロ君。いろいろありがとう・・・・さようなら・・・”と言って、空高く舞い上がる。
　　　　メロ　”さようなら・・・・また　きてね　さよよようならーーーーー”　　　　
        ムグ　”ワン　ワン　ワン　ワン・・・・”　

No11　リーフは空高く飛んで行きました。

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